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燧灘競翔連合会
「・・そういや、ヒデ。どなんしとんのじゃ?最近余り姿見えんで無いか」
「ああ、秋はどうもあかん見たいですわ。宇和島の方に出来よるゴルフ場の管理と、芝植えの受注があって、当分こっち戻れん見たいですわ。鳩は、親父と弟が今管理しよるげな」
「ほうか・・大変じゃの、ヒデも」
「お互いですわ。社長は、わしに土日こなんして休みくれよるきんど、わし、もっともっと早うに仕事覚えて、社長を楽にさせてあげたいです」
環がそんなヤマチューの言葉を聞き、嬉しそうな顔で、洋司と奥で話している。洋司も今日は、特別明るい表情を浮かべていた。
しばらくして、環が若い連中のテーブルに来て、




