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燧灘競翔連合会

 合同訓練の最終日。競翔家にとっては重要な日である。今日は、そんなに早々と連合会の連中も集まらないだろう。洋司は電子トラップで帰舎時間を知る事が出来る。それに、今日は薄曇で、午後から小雨がぱらつく予報だ。前回のような感じでは無いだろうと感じた。

 環が、10分も断たない内に現れた。少し慌てた様子。


「環ちゃん、そなん慌てんでもかまへんし、日頃忙しいのに、申し訳無さで一杯じゃあ。済まん」


 環は、


「何言うとんな、よおおっちゃん。今日は親父の世話して貰うのに、うちがこなん事位せんでどうするな・・ほんでな、ちょっと報告・・耳貸して」


 環は、洋司の耳元で囁くと、ぱっと洋司の顔が明るくなった。


「な?ええ知らせじゃろ。今日はな、特別の日なんよ。ほれにな、親父を連れ出す為に、善さんにも協力して貰うとる。今日は、八重おばちゃんの電話で、電光石火で皆動きよる」

「ほうか・・ほうか。わしな、ほんまに心配しとったんじゃ。じゅんさん、前より又活発に動きよるきん」


 くすっと環は笑う。

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