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燧灘競翔連合会

「おいおい・・土居さん。そりゃ、筋が違うでな、ははは」


 はははは・・二人は笑った。当時小学生だった沢木が、そんな高価な古銭を手にしていたら、きっと運命は変わった事だろう。又、価値を知らずして古銭として持っていたからこそ、土居も現在があるのだ。そして、態度が気に食わないと言って、沢木を殴りつけた過去があるからこそ、単純な意味で、沢木の心も又救われたのである。命を絶とうと思ったのは当にその頃なのだから・・不思議な輪廻はここにも巡る。 どんな過去も出来事も、許容して笑えるからこそ今があるのだ。

 土居は言う。


「わしゃあ、この古銭を手放す事は絶対無い。ほんで、じゅんには全面的に応援もする。浜・・わしゃあ、こないだまでお前の動きを憎々しいと思いよった。そやきんど、今のお前なら応援したる。商店街の活気を取り戻すんじゃ言うて、今色々イベントやら考えよる。その中心メンバーがじゅんじゃ」


 浜田は、短く


「ほうな・・きんど、ちょっと一言だけええな?」

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