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沢木リフォーム会社
何名かは、合併に賛同せず分散して、周囲の連合会に移って行った。競翔を辞めた者も居る。しかし、熱気溢れる合同訓練は、大型放鳩車2台。総羽数2473羽と言う参加となり、新に持ち寄り場所となった、東予市の埋立地にある海運会社の倉庫には、にぎやかな声が聞こえていた。
「わはは、とりっちゃ、おかしげなあだ名になったのう」
とりと同年代である、中予市の郵便局員である榎井は、笑った。
「笑うな、笑うな・・ほんでも、結構もう慣れてしもうたわ。何せ妹がつけたあだ名じゃきん」
「へ・・妹とな・・」
榎井は言い掛けたが、すぐその妹は確か5歳で交通事故で・・思ったがそれ以上は言わず、言葉を飲み込んだ。
とりは、どんどん同年代の若者達の中に入って行く。このエリアの持ち寄りには80人程度の参加がある。ヤマチューもどんどんその中に入って行った。
工藤が、村本の所に
「よう、今日は何羽じゃ?村・・」
「今日は、今までの血統が主やきん、24羽じゃ」




