表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
902/3046

沢木リフォーム会社

「はい!有難う御座います!甲斐田社長のご尽力により、ここで燧馬【モデル野間馬】を育てる事が出来そうです」

「甲斐田社長、丁度ええタイミングじゃあ、ちょびっとこのバター味見してつか。何ちゅうてもプロ中のプロじゃきんね、社長の舌は」


 沢木がそう形容する程の人物。善さんも興味深く、見守った。

 口に入れて、すぐ甲斐田は言った。


「あ・・これでは、普通のバターじゃわ。ジャージー牛のオーストラリア産のコピーですわ」


 藍川はがっくりしたように肩を落とす。ここまで思考錯誤して来た製法が、あっさりと評価されたからであった・甲斐田はそのがっかりした様子の藍川に、


「あ・・いやいや。ほんでも、ここまで素人ながらこの味を出したちゅうんは、立派なもんよ。沢木君の助言もあったんじゃろうけど・・ただな、このバターや、乳製品を藍川牧場と言うブランドで売り出そ思うたら、どこにも無い工夫をせんとならん。今日はわしも、自社の焼肉のたれ持って来た。どななで?試作品じゃが、オーストラリア産の肉を持って来たきん、皆で食べて見るな?」


 若いヤマチューは途端に喉を鳴らす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ