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沢木リフォーム会社

 沢木は・・短く、


「分かった・・そやきんど、経営権は浜やんじゃ。わしは経営コンサルタント兼会計事務所として、アドバイスさせて貰わい。まあ・・ちょっと先の話になるかも知れんきんど、浜やんの所は海の近くじゃ。印刷するにはちょっと条件が悪い。順調に行ったらの話になるきんど、移転も視野に入れとってや」

「え・・移転?」


 常に遙か先まで見越して行動する沢木の話には、到底思考は及ばなかったが、沢木には既にそこまで伸びる印刷会社になると言う勝算が、充分この時あったのだろう。数日後、デザイン会社のスタッフを伴って、浜田の工場に訪れていたのだった。

 既に沢木の青写真は出来ていて、印刷工場の改造、新機械導入等具体的な話が始まった。

 デザイン会社は、印刷に限らず多方面の仕事を請け負いながら、急成長をしている。若い社長で、石川直道と言った。おしゃれな黒ぶちの眼鏡を掛けた、清潔感を感じる細身の男だった。

 その石川が言う。


「浜田さん、自分は、ベンチャー企業を30代前に立ち上げたんですわ。今年で10年。今40歳になります」

「何・・ベンちゃー・・?済まん、わしは横文字には弱いんでの。ほんでも、20代で独立して会社こさえたちゅうんは、大したもんじゃわ」

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