沢木リフォーム会社
「組織ちゅうんは一晩で出来るもんや無い。そやきんど何より大事なんは、数多くコミュニケーションを取る場を作る事ですわ。会社と同じ。趣味の会とて、ちゃんとした組織には人材が育つ思います。力を持った若手を育成して行きゃ、絶対この組織は磐石になって、どなな名前で行くんか連盟にも報告せにゃならんきんど、新競翔連合会は、四国連盟の顔になると思いますわ。ほれにな、何も競翔せんから言うて、連合会から排除せんでもえんですわ。准会員と言う形でも構わん。 もっともっと地域社会に溶け込み、周囲からも理解して貰える活動もすべきじゃと思います。それが、協賛企業言う形を考えて見た次第ですわ。秋山君、もう一つ頼みがあるんじゃきんどの、ええか?」
「え・・何じゃろか・・?」
少しびくっとした表情になり、いきなり話を振られた彼は、沢木に顔を向けた。
「何・・・難しい事では無い。才能もあると見込んどるきんの・・この競翔連合会で今言うたコミュニケーションを図る一貫の1つとして、年に3回程度からスタートしたいんじゃきんど、連合会会誌を作りたい。君、編集長をお願いしたいんじゃ。30ページ程度のもんじゃきんど、それに連合会の鳩舎紹介、ニュース、四国連盟等の行事、色んな事を報告したい。印刷代はこの賛助企業から広告代として貰うきん、500部位の発行になる」




