表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
859/3046

沢木リフォーム会社

 善さんがヤマチューを見るなり、


「おほ・・一昔のやんちゃやっとったような修二を見とるようや、はは。聞いとる、お前がヤマチュー君言うんやの、よろしく」

「善さんの話は、よう社長から聞いとります、よろしゅうに・・」


 沢木と善さんが向かい合って談笑する間に、ヤマチューは、注文を受けた資材を車に積み込んでいる。


「善さん、到着した早々で済まんこっちゃきんど、今から現場行くきん、一緒に行くかいね?」


 沢木が言うと、善さんも、


「おう、是非お願いする。わしは、ずっと中(家具工場)の仕事やったからな、生きとる現場を見たいねや」

「よっしゃ、ほな荷物を車に積んでつか、出かけたついでにわしの家に寄るきんな」


 善さんが、準備をする間にも、沢木が大声でヤマチューに指示を出している。にこにこしながら善さんがその姿を見ている。怒っては居るが、沢木のそれは、全く新川社長と変わらないものだった。愛情と温もりのあるもの。それをヤマチューもしっかり受け止めていた。


「はは・・あいつは、見込みあるわ・・」


 善さんは、目を細めてそう呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ