表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
857/3046

師匠と共に

 沢木の取り巻く環境は、やはり何かに向ってその動きを加速させているように思える。


「え!ヤマチューを社員に?」


 洋司が、洗っていた食器の手を止めて沢木に言う。


「おう、前から器用な奴やし、行動力も、実行力もある、何しろ人怖じせん度胸があるわ。その上で、あなに粗末な材料で、鳩舎の作り方、奇抜な風体ではあるきんど一種独特のセンスを感じたんでの、こないだ思い切って誘うて見た。丁度善さんも2週間後には四国に来る。ええタイミングじゃ思うての、ほれにヤマチューの勤める醤油屋は、先が長う無い。時代に完全に取り残されとる。わしじゃったら、今から近代化して、今治の食品調味料や、添加物を作る会社に日参するきんどの・・あの社長は絶対世に出る、えらい先見性を持っとる(モデル=日本食研、物語に出て来ます、KS食研㈱)きんのう」

「じゅんさんの行動は全く読めんですわ、わしには。そやきんど、じゅんさんは、もしそうじゃとしても、そう言う近代化は目指さんでしょ?前から志度の醤油屋の話もされて、うちんとこでも使わせて貰いよるきんど、醤油は、昔ながらの手造り製法ちゅうんにこだわっとるん違うんかいね?ははは」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ