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師匠と共に
「沢木さんは、辞めはりませんわ。多分」
新川が、
「修二、お前・・何か善さんから聞いとんのか?」
「あ・・黙っとくつもりやったんやけど・・構わんですか?専務・・」
信一郎も、
「こ のタイミングだったら、仕方無いよなあ・・お父さん、実は、佐久間社長と相談してましてね、木工館と言う職人の養成所と、一般の日曜大工講座等をやる施設を創ろうと、今計画中なんです。それこそ、HZKが目指すトータルな居・住・空間における街創造のシンボルとしたいんです。実は、善さんには了解を貰っています。善さんは、やはり死ぬまで家具職人さんだと自分も思っています。その上で、善さんが、色んな外の現場を見たい、1年程猶予をくれと言われていますので・・」
新川が。




