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師匠と共に

「修二・・それが、常識ちゅう枠なんや。ほやけどな、その通りこの屋台を作っても多分、このラーメン屋は喜ばんかったやろ」

「え?何で・・?」


 修二が眼をくりっとさせた。


「修二、わし等の仕事は、芸術作品を作りよるんや無いんやで?客が何を求めとるか、客の立場でもの見んといかん、自分の仕事に満足したらあかんのや」


 善さんが、何を言いたいのか、修二には分からない。しかし、彼なりの考えを言う。


「俺は、これから名を挙げようと、野心満々の店主の顔を想像すんのやけど、オフィス街に屋台を出すちゅう事は、仕事帰りの大手企業のサラリーマンが対象ですやろ?俺は、白木作りの綺麗な屋台で眼を引いて、まずアピールする事を考えますわ。十分に俺も手を入れて細工もしたい思います」

「はは・・修二君・・それはな、わしが新川家具店に入った当初そうじゃった。そやきんど、善さんにこっぴどく怒られた。ほなな考えでは、新川社長にはついていけん、辞めてまえっちゅうての」


 沢木が笑う。しかし、修二には否定される根拠が無いのだった。戸惑いを見せる修二に、善さんは、

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