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白城(びゃくじょう)

 沢木は、


「やっぱり・・、兄やんとこもそうじゃきんど、おいやんのとこも、全く他の鳩舎とは視点が違わいなあ・・わしには、とても真似出来ん長期計画じゃ・・考えに芯が通っとるわ・・さっき見せて貰うたきんど、おいやん・・秋の大本命じゃの、この鳩舎はやっぱり」


 松本が笑う。


「おいおい・・殆どの者は沢木、お前が大本命じゃ言よるど。わしは、5番手位じゃてのう、わはは」

「はは、それは大見当違いじゃわ、わしは論外にしとって貰わにゃの、ははは」


 笑った後、続けて沢木は、


「おいやん、伊達では無く、40年間も一本の血統で交配し、頭を改良し続けて来た鎌じいの夜風系は、東神原連合会の中においても、GCHになる程の血筋じゃ。本物のみを追求して来た血統は、揺らぐ事無い四国の王者よ。例え白川系であろうと、ペパーマン系であろうと、その血の厚みには勝てん。単発では勝ててもの・・わしは、ほれに生後半年やそこらの若鳩には無理もささんし、春にも結果を追求せんきん、おいやんにだけは言うとくわ。今ええ話聞かせて貰うたお礼にな」

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