表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
822/3046

白城(びゃくじょう)

 その沢木は、松本の所へも顔を出したのだった。

 忙しそうに奥で農作業をする松本に、少し遠慮がちに沢木が声を掛けた。


「忙しげなな、おいやん」

「おっ、じゅん・・久しぶりじゃの。なに、明日雨降るかも知れんきん、芋掘りよったとこじゃ。持って帰れ・・あ、お前んとこは何でもあらいの、はは」

「手伝おか?」

「はは、もうあらかた済んだ。あっちで話しよか」


 松本はこう言う人だった。だからこそ会員にも慕われ、周囲の人望も篤いのであった。

 少し待っていると、松本が裏の縁台に、茶を運んで来た。ちなみに、松本の伴侶幸恵は、今娘の家に滞在中で、家には彼一人だった。それ故に人との会話も楽しみの一つである。全てに几帳面で、まめに動く松本が、家内の留守中に不便を感じる事は無いが、洗濯・家事も一人だとちょっと食事を作り過ぎたり、洗濯物をするのも洗剤が勿体無いわのうと笑っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ