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白城(びゃくじょう)

 浜田の動き・・と、言ってもこの男には人を陥れようとか、姑息な事を考えるような考えは全く無い。 それは、沢木のその真剣な生き様に、少し心が揺らいだ事で止まった。浜田の件は・・。人の世は複雑怪奇、無限の思惑や、欲望が支配する所に、数々の諸問題を引き起こす。全ては玉虫色に黒白をつけない所に、又社会と言うものも出来あがっている。

 村本の所に、工藤がやって来た。先日まで同じ研究会でやって来た仲間。工藤は、


「ええ鳩入ったらしいな、村ちゃん」


 素っ気無く、村本は、何時もこんな調子ではあるが、


「別に・・なんぼ銘鳩だろうが、子が飛んでなんぼやきんの」

「まあ、そう言うても、あの佐野鳩舎の佐野エース号じゃろ?凄いわや」


 工藤の言葉は、虚飾も何も無い。全くその通りだろう・・反応は。

 村本は返事をしなかった。

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