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由香里と勇次

 そして、次週・・由香里は相当早い時間に閉函場所に現れた。放鳩車が到着したのは、それから20分もしてからで、運転手がまだまだ早い時間に、由香里に頭を下げただけで、車から降りて来なかった。その時間から5分後に現れたのが、大道秀夫であった。

 由香里を見るなり、


「え・・あれえ?由香里?何でこなんとこ居るんぞ?お前・・」


 驚いたのは由香里もであった。先日の集まりには、大道は姿を見せて居なかった。


「あ・・ヒデ君・・ヒデ君も鳩飼うとったんな、うち知らんかったわ」


 2人は同じ中学校出身で、大道は、サッカーのセンターフォワードをやっていて、一つ上の先輩に当たる。それから5、6分の間にぽつぽつと人が集まる間に、大道と由香里は今の自分の状況と、入会について話し合った。


「ほうか・・もう7年になるわのう・・大変やったの、由香里」

「うん・・ほやきんど、もうしゃーない・・」

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