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白城(びゃくじょう)

「ヒデ・・約束したろがい。わしもお前も、由香里ちゃんが好きじゃ・・大事にしたいと思うとる。ほやきん、今はなんぼそれがほんまじゃっても、聞いたらいかん、言うたらいかん時じゃ。心配な気持ちはわしじゃって同じじゃ。それは、洋司さんには聞いたらいかん。の?ヒデ」

「ちょびっと・・言うとる事分かりました。わし・・ほんまびっくりして・・ほんまじゃったら、すぐにでも由香里のとこ行こか思うて」

「今はいかん・・ヒデ・・わしは沢木さんを信じとる。あの人を見とったら、由香里ちゃんの手術は絶対ええ方向に行っとる、ほなん思うきんの」


 洋司は二人の若者が心底娘の事を心配し、大事に思ってくれている事に胸が熱くなり、そっとその場を離れた。

 ヤマチューは、実は三島宅にて、偶然にも勇二と電話で話する母親の会話を聞いたのだった。手術の成否如何に関わらず、由香里は再び歩けるようになると・・まさか、あの美里のコンサート会場で出会った勇次の家とも知らず、ヤマチューは驚いた。そこから、繋がる沢木と、香月の関係。ヤマチューは、そこに大きな動きを感じた。だから自分はこの情報を漏らすまい・・心に誓ったのであった。

 動いて行く・・波乱の秋になるのか、当然のように注目を浴びる沢木の香月初霜号系が大活躍を見せるのか、どうにか作出が間にあった小谷系、或いは磯川ペパーマン系の数羽が活躍を見せるのか、白川系と言う日本を代表する血統が順当な活躍を見せるのか、松本の夜風系も、四国を代表する血統としてエース鳩が又誕生しているのか・・にわかに連合会は活気ついていた。

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