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白城(びゃくじょう)

「慌てたげに、どなんしたヒデ。まあ、ちょびっと話せんか、おい」


 ヤマチューが言っているが、ヒデ君は、洋司に向いて


「洋司さん、由香里・・三観総合病院に入院しとん違うんな?お袋見かけた言よったきんど」


 洋司の顔色がさっと変わった。これは、病院内でも丸秘の事だ。


「え・・おい・・」


 少し言葉に窮した洋司に、奥から少し血相を変えたヤマチューが出て来て、


「ヒデ・・ちょっと外出え・・話があるきん」


 ヒデは、


「ヤマチューさんは関係無いじゃろ?わしは、洋司さんに聞きよるんじゃきん」


 ヤマチューは、それでも強引にヒデ君の腕を掴み、外に出る。体を日頃から鍛えているヒデ君でも、容易に逃れられない強い力だった。

 喫茶店を出る前に、ヤマチュ-は、


「洋司さん、済みません。金、明日払うきんな」

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