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白城(びゃくじょう)
「わしは、直視画像記憶能力ちゅんがあるんやきんど、何が因果か、この持ち得た能力を嫌悪しとりました。長年これで苦しんで来りもしたきんど、世の中にゃ、常識を飛び越えて、色んな超能力を身につけた人が大勢居るちゅうんが、分かって来たんですわ。先日も予知能力・テレパシーが出来る少年と会いましたしね。それは、初対面の方に失礼だと思うたんで、言わんかったんですわ。わしの家族同然の娘さんにも、貴女と同じ能力が多分備わっとると思いますわ、こなん・・貴女から感じるような、大きい能力では無いきんど。言うたら、動物は本来こう言う第六感を持っとるんじゃろうねえ」
「一つ聞いても良いかしら?あそこで、可哀想に、どうしようかと迷っている子(鳩)に勇気を与える前に、貴方が自分の業だと思い、その無限の苦しみから抜けられたきっかけは?」




