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白城(びゃくじょう)

 俵が、持続力についての答えが無いと聞こうとしたが、沢木は続けた。


「人には持って産まれた器がある。それは努力を重ねても誰しもが手に入らんもの・・つまり才能と言う言葉じゃ。それは努力で近づく事が出来ても、天命に抗う事は出来ん・・じゃきんこそ、人は道具を作り、発想・思考力でその力を手に入れた。そやきんど、この動物界では、そななものは天から授かったものしか無い、努力して身につける事と違うて、己が命を守る為に、強者適存の法則で淘汰され残るのみ。持続力言う言葉が適当で無かったら、清竜号は天才じゃ。オールマイティな力を発揮する。ほんで、この閃竜号と同時に産まれた輝竜号も、天才じゃ。自然とその授かった天性の才能で、自分の力を発揮するじゃろう・・つまり、香月初霜号系、閃竜号ちゅうんは、1400キロ競翔だけに目を向けた、エキスパート・・そう言う育て方をする。これが、香月博士の求める道・・」

「・・言葉に出ません・・香月君、沢木さんは一体どこまで見通して居られるのか・・」


 浦部、俵が絶句した。

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