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白城(びゃくじょう)

 清治は先にカイを手渡されて、頭を撫でている。清治も犬を飼っているから、カイにもそれが分かるのだろう。しきりに喜び、尾を振っている。


「さて・・折角遠方からおいでた事じゃきん、お二人に閃竜号を見て貰うとするわいね。どうぞ」


 浦部も政春も熱心に触診するものの、殆ど無反応であった。特にコメントも無かった。


「ほな、清治君」


 清治が沢木にカイを手渡そうとした瞬間であった。カイがびくっとなった。明らかに怯えの表情であった。


「どうした?カイ・・」


 清治が言うと、


「はは・・この閃竜号に鼻っ面突付かれてな、それ以来この鳩を恐がっとんじゃ」


 政春、浦部が納得してにこりとすると、


「なあ、清治君。この閃竜号を見てどなん思うぞ?聞かせてくれるか?」


 沢木が再度言い、清治が渡された閃竜号を触診する。

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