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明日に咲く花

 八重子は、由香里と手を取り合いその喜びを分け合った。それは、この手術が成功した最大の証だった。

 すぐ先生を呼び、そして洋司にもその事は伝えられた。

 その時、喫茶店内には沢木と、とりが居た。洋司は、事情を知らないとりに伏せるよう言葉を選びながらも、その喜びは隠せなかった。敏感な沢木はすぐ悟った。


「沢木さん、何にこにこされよんですかいね?なんぞ嬉しい事あったんかいね」


 とりが、沢木のにこにこ顔にそう聞くと、


「おう、そらなんぼでも嬉しい事はあるわい。東予連合会が、日本中に注目されるようになる日も近い。なんちゅうたって、現代競翔界を代表する血統が殆ど揃うたんやきんの。後は、皆の努力次第じゃ。田舎じゃ言うても、皆のレベルは低う無い。とり君も人から聞きゃあ、色々やっとるのう。はは」

「わしもね、こなん急激に東予連合会が動くんにびっくりしとりますきんど、何言うたって、中心に居るんは、沢木さんじゃろうから」


 沢木は、


「はは・・そなん訳行くかいや・・短距離では、恐らく日本で第一人者の小谷系が入っとる。磯川ペパーマン系も、主流も主流のパイロン号系スピード鳩群、白川系も居る。その中にあって、初霜号系は未知数ぞ?とり君」

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