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白城(びゃくじょう)

 村本がその場を離れた所で、香月が、


「どうやら、壁に突き当たっているようですね、村本さん。沢木さんもわざと挑発するような言葉を・・はは・・私には使えない言葉のフレーズです」


 香月が笑った。沢木はにやにやとしているのみだった。真面目一方の佐野には、話の流れは未だ見えて来なかった。村本が3羽の鳩をバスケットに入れて来た。そして、


「沢木さん、わしは何ちゃ、説明せん。ほやきんど、この3羽見てアドバイスつか」


 沢木に対する挑戦だと、佐野は受け取った。ところが、沢木はその鳩をバスケットから出さず、即答したのである。流石の洞察力を持つ香月でさえも、これには非常に驚いた。これこそ、超人的記憶力を誇る沢木の成せる技だったからだ。


「何じゃ・・1000キロと1200キロと、天城号か・・」

「ええっ!何で、何で知ってとるんな、天城号以外は、機関誌にも出とらへんので?」


 村本がとても驚き、そう言うと、


「見た事無かってもの、村本君の成績見とりゃ分かるわ。ほれにの、村本君が気付いとらんじゃろきんど、白雪系の特徴が如実に出とる」

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