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車椅子の少女

 松本は由香里に鳩の持ち方を教え、1羽ずつその鳩を見せた。


「今、触った8羽の中に、香月博士が連れて来た勢山系の血が入っとる鳩が2羽居る。わしも初めて鳩を触る由香里ちゃんに、何ちゅう無茶を言うとるか、それは分かっとる。ベテラン競翔家であっても、見分けるちゅうのは難しいかも知れん。そやけど、敢えて試させて貰うきんの、構わんか?」


 松本はじっと由香里の顔を見つめた。八重子が何か言いたそうに、一瞬口をもごもごさせて居たが、松本の顔が、余りにも真剣で、その言葉を飲み込んだ。由香里も真っ直ぐに松本の顔を見つめ返した。そして、こくりと頷いた。


「ほうか・・」


 松本が言うと、由香里は既にバスケットに戻した8羽を見つめる。

 由香里が目を閉じた。


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