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白城(びゃくじょう)

「よおちゃんも、これで経営者の一員じゃあ。商売となったら、ある程度割り切らなやっていけん部分もある」

「はい・・」


 沢木が何を言いたいのかは、勿論洋司も分かっている。こんな会話を交わしながら次第に鳩の話になって行く。


「2,3回は、確かに閃竜号もうちんとこ(佐々木鳩舎)戻んては来たきんど、早かったねえ、じゅんさんの鳩舎に馴致するん・・流石じゃわ」


 洋司が言うと、


「何の・・群れつくる動物はの、一つの規律で成り立つんじゃわ。より強いものが、君臨する事によって全ての秩序が守られる。それを動物は本能で知っとるんじゃ。既に、よおちゃんの鳩舎には、輝竜号っちゅう鳩が居る。」

「つまり・・わしの鳩舎では自分は群れのボスになれないと・・?」

「その通りじゃ。№2で甘んじて居れる鳩や無いきんの、閃竜号は。その心の内に激しいもんを持っとる。兄弟であろうと、いずれその座を争う事になる。今時点ではの・・」

「今は・・?」

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