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変化する日常

「あ・はい。つまり・・香月博士が今言われた事は、皆には説明しとらんかったんじゃきんど、600キロレースは、東神原連合会でもとっくの昔に始められとったように、チャリティーレースとして今後育てて行こうと考えとる。又色んな合同レースの形態を整える事によって、競翔の面白さも含めてやろうっちゅう試みの一貫じゃ。わし等の方向としては、チャリティーレースは、参加費の3分の1を還元する仕組みを今考えとる。15歳以下の者に対して、500キロレース以降の鳩の参加費を、それで補助したいと言う前提なんじゃわ」

「え!ほな何でそなな大事な事、わし等に言うてくれんのな、わし等喜んで協力するのに」


 ヤマチューが言うと、加藤も同じく言う。当然とりもだ。


「まあ、待て。最初から形作ってはの、それが形骸化するじゃろ?おいやん等、他近隣会長達は暫く様子を見るつもりだったんじゃわ。な?おいやん」


 沢木が言うと、松本、西条が頷いた。


「それ・・素晴らしい案じゃとわしは思う。ほな、来年からでもわしは参加を倍増させるわ」

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