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変化する日常
香月がにこっと笑い、即答えた。
「妻鳥さんと言われるんですよね?とりさんと皆さんから親しまれ、、東予連合会でも非常にご熱心な若手幹部さんと聞き及びます。仰られる通りです。まさしくその土壌を構築する為にどうやったら良いのか、今日何故この3名がここへ集まったのか、それではお話させて貰います。本題を先に言うのは、余りにも突然過ぎて本末転倒になりますし、こう言う形でお邪魔させて貰ったのも考えがありました。又、会と言う形では無く雑談と言う程度で結構なんですが、先日来私が沢木さんとご連絡を取っていた事に、日本全国の競翔界は、今や下降線を辿りつつある事です。総会員数も減少し、十年後にはもっと規模は小さくなると予想されます。協会始め皆さんがどうやったら今の競翔を継続し、後世に伝えて行けるのか大きな問題です。今とりさんが言われたように若い世代の加入は不可欠です。それには、もっともっと競翔を身近に捉えて楽しんで貰える土壌を作って行かねばなりません。松本会長さん、今回の600キロレースは当にそう言う事ですよね?」
松本が、




