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変化する日常
「そう言う事っちゃ・・おいやん、新設の600キロレースに350羽は淋しいぞな・・めいめい秋には相当参加羽数も多うなるじゃろ。そうじゃ無かったら、この御三方に失礼に当たるわ。わしは、全力でやるきんの、おいやん」
「分かった、分かった・・ちゅうても、東神原連合会の3強の鳩が相手じゃ・・夜風系も正念場を迎えるわのう・・」
松本の顔が引き締まる。
「あの・・・」
とりが沈黙を破った。
「ん・・?」
一同が顔を上げる。
「あの・・わし見たいな者が、こなな席でもの言うんは、おこがましいんじゃきんど・・」
「言うて見いや、遠慮やか要らん」




