変化する日常
松本が驚くと、沢木が
「はは・・わしやってびっくりしたぞな・・香月博士達は、明朝6時の飛行機で高松空港から戻られる言われよるきんな、今日は、おいやんに相談あって来た。わしの所で昼間から色々話しよったんじゃ」
350羽余りの参加羽数だから、あっと言う間に準備も整い、閉函が終るとすぐ会員が集まった。全員でも20数名に満たない者達だった。驚いてざわざわする会員達。西条、秋山、とり、旭が眼をくりくりさせながら、沢木の前に・・
その沢木が、その場を仕切るように言う。
「突然、すんません、皆さん。どうしてもこの方達が今日の持ち寄りを見たい言われて、お連れしたんですわ。予想しとったきんど、350羽ちゅうのは少ないな・・それがまずわしの感想じゃあ」
磯川が、
「丁度高松に用事がありましたので、香月君に便乗させて貰いました。磯川です」
「香月です。今日は私は高松で所用があり、その足でお邪魔させて頂きました」
「小谷です。丁度私の所も春レース本番を迎えて居て、地区Nレースを来週に控えてますけど、今日は間の週になりますので、磯川先生に無理をお願いし、同行させて頂きました」
松本が、3人に頭を下げ会員も頭を下げたものの、皆は未だ天晴れ顔だった。




