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変化する日常
又笑いが起こる。
由香里が、
「なあ、じゅんおっちゃん、鳩・・」
彼女からしたら、当然その事が第一番である。
「おう、そうじゃそうじゃ・・佐々木鳩舎は、600キロは参加せんのじゃろが?」
「ええ」
「ほなの、金曜日に実は鳩舎が出来上がって来るんじゃ、二人とも東予市の駅前じゃきん、見に来てくれや、屋上に置くきんの」
「え?東予市?屋上・・じゅんさんとこの家の方じゃ無しに?」
驚く二人に、
「そうじゃ?何かおかしいか?その方が管理もしやすいしの、ほれに又閃竜号は由香里ちゃんとこに戻す鳩じゃ。条件的にそうした方がええきんの」
どんどん、先に先に沢木の話は飛躍する。何でそうなるのか、その考えには追いつかない。




