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再会

「わはははぁ!よう分かった、分かった。丸、自分で全部言うとるや無いか、ええか!じゅんさんの65掬うたんわしじゃ。ええわ、それも、2人でグルやと言うたらええ。じゅんさんが解散したんは、自分が至らんせいで皆に恥かかせたらあかん思うたきんじゃ。よう覚えとけよ。丸、わしがチヌ釣りしよんのは、長さや、数競う為や無い、チヌちゅう魚が好きやきんじゃ。一日お前、竿も持たんで、朝の夜明けから晩真っ暗になるまで、波止場でチヌの動き観察して、宇和島まで行く根性お前にあるんか?じゅんさんはのう、そやって、一つ、一つ釣り場を開拓して、地元の人とも付き合いしながら、チヌ釣りやって来たんじゃ。お前らとは、精神が違わいや。今度そなな人を貶めるような話、聞こえて来て見い、わしらやって黙っとらんぞ、ええか!」


 丸岡は、きゅっと唇を噛み、凄い形相で洋司を睨んだが、踵を返して、車のタイヤをきゅうきゅう言わせながら、去って行った。

 沢木が、由香里の為に動いたのと同じく、洋司も又、沢木の為に色んな者に、チヌ釣り倶楽部解散のいきさつの情報を得ていた。

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