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変化する日常
とりが、松本の側に来て言う。
「ヤマチュー・・沢木さんから色々アドバイスを受けとるらしいで、おいさん」
「ほうか、ええこっちゃ無いか。沢木はもう、こっち戻んとんかいの」
松本は知っているのに、わざととぼけて聞いた。
「あれえ?知らんのな、沢木さんちゃ、仮事務所、東予市駅前に構えてずっとこっちでやる言うとったで。挨拶に来なんだな?」
「ほやきん、こっち戻んとんかちゅうて聞いとんじゃ、アホ」
「未だじゃ・・来週位違うな、多分」
松本が、
「ほほ・・付き合いよるきんの、じゅんとこの長女と。よう知っとらいの、とりは。ははは」
「ちぇ・・」
とりは、少し不機嫌そうな顔になって、ゴム輪の手伝いに。当然のように、秋山が、由香里の所で閃竜号を触診。輝竜号が今度は参加されて無い事を質問したが、多くは語らなかった。
旭が、しきりに、洋司にこの夜は話掛けている。旭は、春に新種鳩を数羽導入したのだと言う。それは、オペル系だと言う。




