表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
622/3046

変化する日常

「わしはの、じゅん。30年前と、今は違う。佐川君の夜風系がその本流を名乗るんなら、わしは、自分の命と引き換えても、この天魔号系を、自分の手で夜風系として育てて見せる。鎌足さんのこの血は無敵じゃ。お前なんぞに負けるか。鳩はの、松露号だけと違うんじゃ、松敏号、松剣号も居る。閃竜号、輝竜号とは同じ血も流れとるわい」


 その言葉に沢木は、


「おいやん、有難うな。連合会を見回しても、今この2羽に競える鳩は居らん。ほやきん、おいやんに頼むしか無い。わしはやるからには手を抜かん。心血を注いでも半端せんきんな」

「おお、分かっとるわ。わしやってこの道40年じゃ、お前のデータに無いブランクの間も培って来たもんがある」


 何を言いたかったのか・・それは松本には良く分かった。沢木の競翔はもう復活しているのだ。既に。その沢木は、連合会の若手の底上げを既に期待し、アドバイスを送り、その試みを進行させている。もっともっとレベルアップを望んでいるのだ。

 で、無ければ、この2羽には追いつけないぞ・・そう言っているのだ。しかし・・全国杯の可能性ある分速・・その言葉には松本もぞっと背筋が寒くなったのだった。

 その夜・・松本は感じた。加藤、ヤマチュー達の顔が一段と変化している事に。その見えない連合会の動きが手に取るように分かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ