表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
621/3046

変化する日常

「おう・・どなんした、こなん早うに」

「おいやん、明日は高分速のレースじゃ、恐らく。郵政大臣杯・とれるやも知れんの」


 朝っぱらから何と言う事を言う男ぞ・・松本は笑った。しかし、ぞっと背筋が寒くなった。


「こら・・じゅん。寒気がするような予測すなや。ええか、世の中にゃのう、人間の思うようにならん事も一杯あるんじゃわ。そやきん、期待やら、夢やら持てるん違うか?お前のデータがそう予測しとんなら、それでもええ。そやきんど、映画を観る前から解説しよる愚か者は居らんぞ、分かろうが?わしの言う事・・」


 その言葉に、少し沢木の言葉は重くなる。


「分かっとる・・おいやんにしか言うて無いきんな・・ほやきん、頼むわ。おいやん、わしを止めてつか・・わしは・・わしは・・」


 はっと、松本は思った。何と次には情けない声を出すんぞ・・沢木は。そうか・・すずらん号の幻影が、再びこの男を苦しめ始めたのか・・これが沢木なのだ・。松本は思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ