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変化する日常

 余りの事に沢木が驚いた。

 新川が、


「何言うとる。お前が外様じゃ言うて誰も思うとらんわ。前にも言うたと思うが、HZKグループの新川家具をお前に継がせたい言うたんも本音。まして、このHZKの中核になり得る一番大事なこの九州支社の完工までを、誰が身内以外の者に任せるかいな。全部その為にお前を呼び、木村部長に設計を任せたんやないかい。ほれにな、役員会には月一回でええから出て来て貰う、わし等も2年したら、羽崎会長と一緒に役員を引退じゃ。そやから、2年後までお前も無任所役員として、四国でゆっくりしてくれや、の?沢木」

「あ・・有難う御座います・・く・・くくくぅ・・」


 余りの光栄な言葉に、沢木の眼から滂沱と零れる涙。川上氏もつられてつい涙を零した。

・・・はははは・・賑やかな声がこの夜は響いた。沢木の人生に常に全力投球、前向きでひたむきな姿に、川上氏も感銘を受けた。そしてそう言う男をきちんと評価出来る羽崎達の姿にも、共感を得た。それは、川上グループと言う強固な関係をより強く結びつける一夜であったからだ。

 が・・それでも、閃竜号とは一体・・川上氏は一抹の不安を持っていた。いかに優れた競翔家であっても、香月も又暗雲の中に再び身を置こうとしている不安が・・

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