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変化する日常

「はい、ほんなら、今から行きますわ」


 新川に渡されたメモを手に取り、沢木は用意されていたタクシーで15分程走った閑静な住宅地にある料亭に向った。少し心踊るものがある。ゆっくり日本競翔界を代表する白川系について川上氏と話をしたかったから、こんな機会が訪れた事に感謝していた。

 HZKの予約だと言うと、奥にある離れの座敷に通された。山水の庭園に、大きな泉水が外に見え、見事な紅白・大正3色が泳いでいた。


「ほほう・・これは見事じゃ・・この錦鯉は全国展クラスじゃのう・・」


 案内され、時間もあったので泉水を眺めながら沢木が言うと、仲居が側で、


「お客様は、お目が高いですね。当亭の主人が、毎年全日本総合品評会に出展しているんですよ。この紅白は、全日本総合品評会で80部優勝一席の鯉ですし、大正3色は同じく70部の総合一席の鯉です」

「ほうですか・・半端じゃないですな、ご主人も。わしも昔飼ってましたんで、鯉の値打ちはわかりますきん、はは」


 そこへ、東京で会って以来の川上氏が到着した。

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