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運命の扉
環は、後に磯川とはもっと深い縁になる。男女関係とかそう言う事では無いが・・
「ふふ・・磯川さん、もっと本当は聞きたい事もお有りでしょ?白虎号の行方・・そして、私の初霜号系委託使翔の理由。今の件なら、きっともう少し先の話だとご自分も思っておられた筈ですよね・・」
「はは、何時もながらのご明察。そうだよ・・ひょっとして、この沢木さんと何か関係が?」
環がけらけらと笑った。
「きゃは・・お二人とも、うちとこの親父見たい・・端から聞いとったら、宇宙人同士の会話じゃね。話が飛び飛ぶ・・と言うか、全部先を読んで話をされとんじゃね。なら、ご明察。白虎号は親父が預り、何でも雌雄両性じゃった言うて、子まで出来たらしい。ほんで、さっきの初霜号系?うちの親父が飼うんですよね?多分」
「あ・・あーはっは。やはり沢木さんの娘さんだ。上の娘は分析力に優れているって言われていた筈だ」
香月は笑った。
「ああ・・白虎号の雌雄両性の話は俺も、聞いたよ。で・・その委託使翔するって言う話、興味深いね。時間があるまで聞かせてよ、香月君。」




