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再会
「その後ね、氷水で洗うて、今度は布巾を掛けて、さっと湯引きするんです。その水分を取って、すだちをかけて、浅葱入れて、薄口醤油で食べるんが、じゅんさん流なんですわ」
「世の中には、色んな事発想される人居ますねえ・・いや、眼から鱗です。わしの家でも、又やって見たいですわ」
「ふふ・・まあ、ちょっとした加減は、自分の家でも工夫してますが・・あ、そうそう。由香里、もう一つも勇ちゃんに味わって貰う?」
由香里の目が輝いた。
「うん!お母ちゃん、それして!勇ちゃん、きっと喜ぶわ」
「え?何、何・・?由香里姉ちゃん」
本当の姉弟のような2人だった。
小皿に入れられて来たのは、何とマヨネーズであった。
「これっちゃ・・」