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再会

 八重子の言葉に洋司が玄関に、


「あ・・済まんな、よおちゃん、わし、ちょっとこれ持って来ただけじゃ。八重ちゃん、又今度ゆっくり来るきん」

「そなん言わんと、さあ、じゅんさん、中へ」


 洋司と八重子が勧めるが、この夜の沢木は、中へ入ろうとはしなかった。


「済まん、今晩これから自治集会所で寄り合いがあるんよ、ほんま、このチヌ食うて貰おう思うて寄っただけじゃきん」


 その沢木の手には、50センチに迫ろうかと言う大きなチヌ(黒鯛)が下げられていた。


「おう、でかいチヌじゃ。じゅんさん、新波止で?」

「ほうよ・・やっぱり長竿も持っとったきん、つい出してしもた。なかなかええ場所じゃわ。ほな、よおちゃん帰るわ」


 無理強いはそれ以上出来ず、洋司は玄関の門扉の所まで沢木を見送り、今日の釣果を告げると、

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