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最終章 追憶・回顧
HZK㈱の橋本専務取締役も、
「え・・!」
絶句して言葉が続かなかった。
「私は偉大なる指標を失いました」
2ヵ月後、橋本はそう言い、HZK㈱を去って行った。
「沢木、お前はその生を、わし等の何倍も使い切ったんやのう・・悔しい・・のう、善さん、代れるもんなら、わしが今すぐ代りたいわ・・ぐぅ・・」
病床にて泣く新川も・・そして、善さんも、
「又・・一緒に仕事出来る日まで・・ほなん遠い日では無いとは思うけど、楽しかったど、沢木。けど、わしより先に逝くなや、あほう・・ぐ・・くくくぅ・・」
もう言葉にならなかった、




