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最終章その3 鳩達の潜在意識

 この日はAM6時に放鳩されていた。現地では唸る風が吹いていた。放鳩直後、2羽はすぐ連係を取っている。現地の放鳩委員が驚き、声を発した。


「うお、何じゃ、あれは!」


 2羽がくっつき、4枚の羽に見える空中姿勢は、誰の目にも信じがたいものだった。例の飛翔形態である。誰にも理解出来ない。見た事も無いからだ。しかし、横からの強い風をものともせず、2羽は天空高く舞い上がり、あっと言う間に視界から消えた。それは旋回を未だ続ける黒い竜のうねりから完全に独立した帰路を確信しているが如くの飛翔だった。

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