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最終章その3 鳩達の潜在意識

 電話の向こうの沢木が、ふふっと笑い、


「ほ・・何でじゃ?その訳は」

「2羽の飛翔を見とったら、こう言う時にひょっとしたら、生かせるんかなと思うたんです」

「・・ほうか」


 沢木は、やはり由香里が捉える観念的世界の奥深さを感じとっていた。


 谷から吹き上げる唸る風、横から激しく揺さぶる突風に近い風、天から叩きつけるようなダウンバースト。どれも克服して来た2羽だった。それも全て承知の訓練だったと言うのか・・香月博士、自分と決定的に違うのは、先を読んだ訓練では無く、感覚的に彼女が捉えたものなのだと言う事である・・。

 持ち寄り日・・そして、放鳩当日がやって来る。沢木が由香里と一緒にテラスで鳩の帰りを待っている。

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