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最終章その3 鳩達の潜在意識

 ・・少し間があった。


「うち、事故した時の記憶無かった・・ほんで、気がついたら病院のベットに寝とって・・ほんで、腰から下の感覚無かった」


 環は泣きそうな顔になって、


「御免・・うち知らんの・・その時居らんかったきん。・・ひょっとして、由香里・・その時の映像見えたん?」

「う・・ん。うちがトラックに撥ねられた時の事・・映像で眼の前に出て来た。怖い、怖い・・うち」


 環は、由香里を抱き起こし、そしてきつく抱きしめた。


「心配いらん、怖わない。今はうちが居る、未優も居る。親父も居る。皆が側に居る・・」 


 その衝撃な記憶が脳の片隅に残り、突如として由香里に映像として出現したのだった。

 不思議な回帰の映像・・それは、未だ成長途上にあるあどけなさが残る、全ての未来が輝いていて、毎日が楽しかったその一番人生にとって大事な少女時代・・由香里の精神に、どれだけ大きな衝撃を残したのか、環は一緒に声を上げて泣いてくれた。八重子が上って来る。環が説明をすると、又八重子も一緒に泣いた。

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