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再会

 娘の病室に訪れ、何を言うまでも無く、見つめる姿。目に一杯涙をためて、洋司の手をぎゅっと握り、ただ、それだけで、じゅんさんのよおちゃん頑張れよの気持ちが伝わった。人は、自分が苦しんでいる時、優しい言葉だけでは無い、そっと傍に居てくれる・・それが、真の友情と言うものでは無いか・・じゅんさんとは、又近い内に会って話をしなければ・・洋司は思った。


「お父ん!何か竿、ぴくぴくしよる!」


 静寂を破ったのは、由香里であった。


「おっ!来たの・・由香里、そのまま待っとけ。父さんがOKしたら、ええか、こうやって竿を後ろに引くんぞ」

「うん!」


 楽しそうな娘の顔を見ながら、父娘の共同の釣り・・洋司は現実から、目を背けて自分が逃げていた事をこの時悟った。娘が可哀想・・その事ばかりを思う自分。然し、現実は逃避していては決して改善出来ない。全てを妻に転嫁して来た自分に勇気が足りなかったのでは無いかと・・


「お父ん・・未だ?」

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