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孤高の気質
「ヒデ君・・これは内緒のプロジェクトじゃ。川上さんや、香月さん、松本さんとの約束じゃ。君を信用したど。この事は誰にも言わんとってくれ・・な?」
「はい・・」
大道が頷くと、その肩をぽんと叩くと、沢木は帰って行った。
大道が、
「やっぱり・・凄い人じゃのう・・川上理事長、香月博士の名前まで出たぞな・・」
由香里がくすっと笑った。
「凄い、おっちゃんや。ほんで、誰よりも頼りになる。うちが大好きなおっちゃんじゃ」
「わしな、由香里。あのじゅんさんを目指すわ」
由香里がにこりと笑った。
階下に降りて来た大道と由香里の顔は、以前より明るく楽しそうだった。煙草を買って来ると洋司は外へ出て行った。




