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周囲のざわめき

「それは分かる・・きんど、トップ集団を常に形成する言う鳩群も居る、ほれが、まつもっさんの松竜号であり、夜風系であり、今わし等が論ずる鳩群よ。こりゃあ、理屈では無いきんどな?感じるんよ。わし等もこの道長いきん、何とのう、そのシーズンが予感されるんよ」


 その言葉は、松本も同感であった。確かに見えないものが感じて来る・・それはベテランだからこそ、又分かる感覚であった。

 1200キロのレース前訓練をする・・そんな常識を飛び越えた競翔スタイルを持った天才競翔家沢木。しかし、世にはそう言った次元を超えている競翔家も確かに居る。常識と言う言葉がどこからそれでは出るのか・・今までの年月を積み重ねて来た歴史認証は確かに重い。だが、それを守りぬく事が果たして常識だろうか・・どの道に置いても異端と言うそれまでの型を破る者はそう呼ばれた。

 既に来春のレースはこうして、始まっているのであった。

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