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孤高の気質
「きゃはは!そなん事あるかいね、ヒデ君。馬鹿じゃねえ」
沢木も笑う。
「ヒデ君。じゅんおっちゃんて呼んでくれや。気に入ったわ、君。ほなら、説明しよ。両性具備ちゅう言葉を聞いた事あるじゃろ?」
「あ・はい」
「この白虎号は、中性と思われとった。それはな、ネバーマイロード号もそうじゃ。世の中男の格好しとって髭も生やしとるのに女性じゃったり、立派なもんぶら下げとんのに女装した男性だったりするじゃろが?そやきんど、それは、心の中のもんであって、男と女言う生まれついた形態ちゅうもんは変わらんのじゃ」
「あの・・よお分からんのですが」
大道が沢木の説明に首を傾げた。
「わはは、ネバー号も、白虎号も、中性や無うて、実際は女の子やった訳じゃ。そやきんど、精神はどっちか言うと男じゃった、そう言うこっちゃ」
「・・雌・・どなん見ても雄にしか見えんきんど・・へぇ・・」




