2103/3046
周囲のざわめき
「ま・・待て」
もう止まる事等無かった。今更全てを白紙にして生き様を変える事等住職には出来る筈も無い。清水は自分の生きる道をもう決めたのだ。
眼に涙を一杯溜めて、清水は奈津美と深々と頭を下げ、寺を出て行った。
先日、沢木に相談したり、洋司に色々話していた事がとうとう、決定的な親子の別れとなってこの件は終息したのであった。
清水は、沢木の多大なる世話と後押しにより身を寄せる所を確保し、燧灘競翔連合会から去りはしたが、奈津美と共に、幸せな人生を歩んで行く事になる。




