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周囲のざわめき
「今・・週の5日はこの市場に居ります。わしの生活の殆どは今こっちにありますきんど・・」
沢木が更に、
「言うて見い、考えがあると見たきん、聞こで無いか」
とりは徐にごそごそと自分のポケットから2枚の紙切れを出して沢木に示した。少し顔を歪めながら沢木がそれを見る・・
「企画書として見せるんじゃったら、何と汚い字で、趣旨もはっきりせん。子供の夢の話見たいなもんじゃのう・・で?言うて見い」
少し厳しい顔になる沢木だった。とりとすれば、今質問が無ければ、見せるつもりも無かった、まさしく纏りも無い夢話に過ぎない事だったからだ。




