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周囲のざわめき
沢木は食い下がる未優に、
「ほな提案したい。未優、お前が無償法律相談所も開設したい旨の企画案は無条件に受ける。但し、ヤマチューに関しては、週1にして貰えんか?」
「分かりました・・ほんでも一つだけ質問させてつか。どう言う意図があるんか、うちが納得出来る披露位はしてつか・・大きいんで?彼の抜擢は。雑誌社の今後を左右するかも知れんのやきん」
「わしは、一つの才能に搾れん男と見とる。つまり、あいつには無限の可能性もあると思う・・」
「はい・・それなら理解出来ます」
未優が退出すると、沢木は溜息を少しついた。
「我がの娘が、一番手強い相手じゃあ・・くく・・未優の奴め・・そこまで読んで先を突いて来よる」
一番父を知る娘、社会に出て、その鋭さに磨きが掛かったようだ。沢木が苦笑している。




