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孤高の気質

 八重子も2階に上がって来た。八重子が沢木の耳元で何かを言うと、


「ほうか・・。成る程。ええや無いか、八重ちゃん。正常な印じゃわ、はは」


 沢木は大道に言う。


「君・・ヒデ君は、由香里ちゃんと同級生か?」

「あ・違います。競翔仲間で大道秀夫と言います。由香里とは中学校が一緒で、1つ上ですきん」


 由香里は黙って二人の会話を聞いている。


「あ・そうかいな。わしはな、沢木・・じゅんおっちゃんって呼ばれとる」

「え・・ほんなら、あの沢木さんですか?天才ちゅうて言われよった。わし、松本さんからおおよその話は聞いとりました」


 由香里の顔が、少し明るくなった。


「ほな、一緒に見るか?ヒデ君」


 そう言って、3人は鳩舎を覗く。


「ほう・・えらい淋し気な顔してからに。白虎号・・ほうか、そなに淋しかったんか」


 由香里と大道が、顔を見合わせた。


「あの・・どないに?わし、分からんです」


 若者らしく、大道は正直に言った。

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